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自家消費型太陽光発電のデメリットとその解決法!

自家消費型太陽光発電のデメリットとその解決法!

デメリットは事前にシミュレーション
することで
大部分が解決します

物価高や円安の影響によって、今後もますます高騰するであろうエネルギー費の対策として、自家消費型太陽光発電への注目度が高まっている昨今、電気は買うよりも作って自家消費したほうが断然安いというのは広く知られるところですが、メリットがあれば当然デメリットもあります。

専門家の間では、2035年頃には現在の10~15倍の規模で自家発電の市場が拡大していくと予想されていることから、これから導入を検討される企業様も一気に増加していくのではないでしょうか。

たしかに自家消費型太陽光発電の導入によるメリットは大きいですが、同時にデメリットにも着目することが大変重要です。導入を検討する段階では、メリットについては十分理解していると思いますが、そこにばかり着目すると、運用を開始した後で想定外の出費がかさみ、計画していたものと違うということにもなりかねません。導入する際はデメリットについても正しく理解し、その解決までを総合的にシミュレーションするようにしましょう。

今回は自家消費型太陽光発電のデメリットに注目し、その解決法をご紹介します!導入後に想定していたものと違うという事にならないよう、これから導入を検討される企業様はぜひ参考にされてみてください。

デメリット① 設置にかかる初期費用が高い!

自家消費型太陽光発電を導入する上で、誰もがデメリットとして一番に上げるのが、設置にかかる費用ではないでしょうか?金額は発電規模や設置場所によって変動するため、思っていたよりも安く済んだというケースもあれば、数千万円規模の費用が必要になる場合もあります。

費用面を解決するには、国や自治体が用意している「補助金」「優遇税制」を活用することで、初期費用を大きく下げることができます。
補助金と優遇税制については、過去の記事でクローズアップして詳しく解説しているので、そちらを参照ください。

次の解決策としてPPA(第三者保有モデル)を導入する方法があります。
PPAモデルとはPPA事業者と契約を結び、たとえば自身が所有する工場やオフィスの屋根上に太陽光発電を無償で設置してもらうかわりに、事業活動で消費した分の電力を電気代としてPPA事業者にお支払いいただくモデルです。

こちらの方法だと設置にかかる費用はPPA事業者が持つため、0円で設置することができます。またメンテナンスもPPA事業者が責任を持っておこないますので、設置にかかる費用、運用のためのメンテナンス費用と手間は全てPPA事業者にお任せすることができます。
利用する側からすると、支払う電気料金がPPA事業者に代わるだけともとらえられそうですが、多くの場合、電力会社から買うより安く電気を購入することができますので、PPAモデルについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事で解説していますので参照ください。

デメリット② 発電した電力を備蓄できない

太陽光発電だけでは電気を備蓄できないという点はあながち見落としがちなので注意が必要です。太陽光発電は当然太陽光で発電するため、夜間は発電ができません。日中に発電して余った電気を夜間に使うといった運用を検討されている場合は、併せて蓄電池を設置する必要があります。

日中にしか稼働しないような事業形態であれば太陽光発電のみでも問題はありませんが、夜間も稼働する事業形態の際は、蓄電池を併用しないと夜間は電気を買うことになります。これではせっかく導入しても意義が半減してしまいますので、蓄電池が必要かどうかも最初に検討しておくことが重要です。
蓄電池を追加する分初期費用はかさみますが、極力電気を買わずに自家消費で賄い、電気料金を抑えるという点では、蓄電池との併用が最大限の効果を発揮します。

また国が用意する補助金には、企業を選定する際のポイントとして、蓄電池を導入しているかが評価査定になります。それだけ国としても、最大限電気を買わないで済むように対策をしている企業を補助したいということでしょう。

自家発電の効果を最大限に発揮する、補助金を有利に受けられるといった点からも、自家消費型太陽光発電を導入する際は、併せて蓄電池も導入することで、費用面や電力備蓄の問題は大方解決できます。

デメリット③ 天候によって発電量が左右される

太陽光発電は日射量の影響を直に受けるシステムですので、天候が悪い日が続くと思うように発電量が上がらない事もあります。天候は人為的にコントロールできるものではありませんが、だからといって運任せでは心もとありません。

天候のリスクは過去のデータを元にシミュレーションをすることで回避が可能です。解決には過去の天候、日射量のデータを参照し、設置地域や想定する運用状況を勘案した上で、天候による損失を抑えるシステムをあらかじめ構築することが重要です。専門業者へ相談する際は、その辺りも明確に伝えるようにしましょう。

デメリット④ メンテナンス費用が発生する

自家消費型太陽光発電の運用で、常に効率よく発電量を確保するには、定期的にメンテナンスをおこなう必要があります。メンテナンスは法律で義務化されているため避けることはできません。メンテナンスにかかる費用も導入時の計画に盛り込んでおかないと、後になってその費用を捻出できない、導入による固定費削減の計算が狂うということにもなりかねませんのでご注意ください。

メンテナンスを疎かにすると、発電効率が低下したり故障を招いたりなどで、結果的に固定費削減の効果が半減したり、余計な支出を招いたりします。導入の際は自家消費型太陽光発電によって得られる利益の一部から、メンテナンス費用を賄えるように計画をしましょう。

デメリット⑤ 設置には陽当たりが良い広いスペースが必要

自家消費型太陽光発電を設置するには、相応の設置面積が必要です。工場など敷地面積が広い施設であれば屋根やカーポートを利用するケースも多いですが、これらを用意できない、または設置場所はあるけど陽あたりが悪いため発電には向かないといったこともあります。

この場合は遠隔地に太陽光発電システムを設置し、送電線を介して電気を供給するといった方法や、土地の確保に関しては、当社のように土地探しから設置までを一貫しておこなう業者も多数ありますので、まずは専門業者に相談してみましょう。

まとめ

今後は自家消費型太陽光発電に限らず、事業を継続するうえでエネルギーを自前で生産する能力は、企業にとって必要不可欠なものとなるかもしれません。

自家消費型太陽光発電システムはメリットが大きいぶんデメリットも大きいため、なかなか導入に踏み出せない企業様も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、デメリットは計画の初期段階で事前に情報を収集して、解決のシミュレーションを綿密におこなうことで大部分が解消できます。何がデメリットとして障壁となるかは、個々の事情で大きく異なってくるため、導入の検討段階に入ったら、実績ある信頼のおける専門業者に相談することから始めることをおすすめします。
何度も打合せをおこないながら、二人三脚でプロジェクトを進めることで、諸々問題は解決できることでしょう。

太陽光発電に関してお悩みの際は、お気軽にご相談ください。

当社では長年に渡る太陽光発電事業によって得た実績とノウハウで、お客様の現在の状況とご希望をヒアリングし、お客様にとって最適なプランを検討、ご提案させていただきます。
これから自家消費型太陽光発電の導入をご検討される際には、是非、株式会社ダックスまでお気軽にご相談ください。

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